兵庫県主観点【社会貢献評価難易度低】

費用対効果の高い項目を挙げておきます

 

1.男女共同参画社会づくり協定

2.子育て応援協定

女性の社会進出や子育ての支援をする取り組みを行うことについて兵庫県と協定を締結する。各8点

 

3.建設業暴力追放活動

公益財団法人暴力追放兵庫県民センターが実施する研修会等に参加する。6点

 

4.県と防災協定を締結する(組合に加入)。12点以上

さらに、災害出動すると16点

 

5.工業系の学校の一定の就業体験事業等に協力する。8点

兵庫県主観点【社会貢献評価難易度中】

社会貢献評価項目の中から加点される難易度が中レベル(少々費用が高い)の項目を挙げてみます。

まず、【障害者雇用】、読んで字のごとく障害者を雇用することであるが、法律により障害者を雇用する義務(従業員50人につき2%)がある会社の雇用達成率により8点から40点加点される。ちなみに義務の無い会社が雇用すれば20点である。

【ひょうご障害者ハート購入企業】県内の障害者就労施設等から年100万円以上物品を購入するか役務を調達した企業8点

【環境負荷削減活動】ISO又はエコアクション21認証16点

【県関係事業に対する支援】県が実施する事業、委託した事業を行う団体等に対して寄付を行った場合。(兵庫ボランタリー基金等に10万円)6点

兵庫県主観点【社会貢献評価】

兵庫県の主観点として非常に重要なのがこの社会貢献点である。入札条件として社会貢献点が30点以上、あるいは40点以上無ければ入札できない工事があり、今後60点以上必要といった工事も増えてくるそうです。

細かく分けると18の項目があり、すべて説明するのは無駄なので企業努力で加点になりそうな項目だけ説明させていただこうと思います。

兵庫県主観点【技術評価】

兵庫県主観点の一つ【技術評価数値】

ISO認証や県の表彰受賞など8つの項目から成り立っていますが、ここでは加点を狙える可能性の高い項目としてCPDSと建設労働災害防止活動を挙げておきます。

土木は継続学習制度(CPDS)の学習履歴を20ユニット、造園・建築は(CPD)を50ユニット取得している職員を在籍させていると各6点加点されます。

建設業労働災害防止協会兵庫県支部が実施する講習会に参加すればこれも6点加点されます

その他に工事成績が加算されますが、これは、7月1日以前の5年度間に完成させた県工事に評価された点数であり技術評価点としては最大のポイントとなる場合が多いです。

社会保険加入の要件化

平成28・29年度兵庫県建設工事入札参加資格申請より社会保険(健保、厚生年金、雇用)に加入していない業者は受付されなくなります。経営事項審査の社会保険加入の有無が「有」又は「除外」となっていることが条件です。

神戸市は27年12月頃より入札参加できなくなる予定です。

建設業許可申請書にも加入の有無を記載することが必要になっており、いずれ、加入が許可要件になることも考えられます。特に法人の場合は1人でも加入しなければいけないので後に給付を受ける場合の加入期間を考えても早めに加入することが得策であると思われます。(もちろん加入は法的にも義務ですが)

兵庫県主観点

入札参加申請の格付方法としてほとんどの行政機関は客観点として経営審査の点数を参考にしており、一部の行政機関はさらに主観点として独自の数値を加算して格付けに反映しています。

兵庫県も加算点を独自に設定し格付けしており、最近では毎年3月の時点での内容を審査し7月からの等級格付けに反映しています。大きく分けると技術点・工事実績点・社会貢献点の3つから成り立っており、合計点はもちろん、ランク・工事内容によっては「社会貢献点が何点以上の企業のみ入札可能」であるといったように細かく入札業者を絞り込むこともあります。入札業者としては加点対策が今後必須であると思われます。

次回から少しづつ加点対策を解説していきましょう。

公共工事の入札に参加するには、まず、経営規模等評価(経審)を受けておかなければいけません。その経審の点数や社会性、工事実績等を入札参加申請に記載し提出します。それを基に官公庁が各付けし、業者登録されます。

ほとんどの行政では毎年度格付けをしており、業者のランク分けがされます。そのランクに基づき工事が発注されますので経営審査と共に非常に重要な作業です。

希望のランクに格付けされるためには、どのような制度に加入すれば何点といった情報を把握し審査時に除外されないよう正確に実行することが必要です。

神戸市入札格付

神戸市の入札格付方法は客観点(経営事項審査の総合評点P)に主観点数を算出し等級表にあてはめます。

ただし、点数が等級の基準を満たしていても、必要な年平均完工高を満たしていなければ満たす等級まで降格されます。

特定建設業許可の有無も同様です。

主観点数とは過去5年間の工事実績の最高点、平均点・件数、地元企業であるか、障害者雇用があるか等を数値化したものです。計算方法が複雑なので下記に神戸市の資料をリンクいたします。

 

 平成26・27年度神戸市 工事請負競争入札参加資格審査申請

https://www.nyusatsu.e-hyogo.jp/kobe/view.rbz?cd=18451

関連ファイルダウンロードの等級格付についてをクリック

お問合せ・ご相談はこちら

受付時間
9:00~17:00
定休日
土日祝祭日

ご不明点などございましたら、
お電話もしくはお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。

お電話でのお問合せはこちら

078-382-7211

担当:別所(べっしょ)

兵庫県で建設業許可の申請なら、神戸市中央区の別所邦彦行政書士事務所『兵庫建設業許可申請サービス』へどうぞ。
20年以上のキャリアを持ち、年間数百件の申請をお手伝いする経験豊富な行政書士が、各種建設業許可の申請から、入札参加申請のサポート、経営審査(経審)や入札格付けの評点に対するアドバイス、建設業の起業・会社設立(法人成り)まで、親切丁寧にサポートいたします。
また、産業廃棄物収集運搬業許可の申請サポートも承りますので、お気軽にご相談ください。

無料相談実施中

初回のご相談は無料です

078-382-7211

<受付時間>
9:00~17:00
※土日祝祭日は除く

ごあいさつ

代表の別所邦彦です。親切・丁寧な対応をモットーとしておりますのでお気軽にご相談ください。

別所邦彦行政書士事務所

住所

〒650-0004
兵庫県神戸市中央区
中山手通7丁目26番5号2階

営業時間

9:00~17:00

定休日

土日祝祭日